いきる

なりたい自分にちっともなれないまま年齢を重ねていった人がなんとか言葉を紡ぎます

醜い

 

 

生きるとは

なんなのだろうか

 

 

私はなんのために

何がしたくて

誰のため

生きているのだろうか

 

 

親のため?

親を悲しませないため?

 

わたしはきっと幸せ者だ

衣食住に困らず今日まで生きてきたのだから

そうしてくれた親のため

生きているのだろうか

 

彼のため?

わたしに意見を押し付け

操り人形として扱う

彼のため?

 

自分の意思も

自分の意見も

やりたいこともなんだか

ほとんどなくなった

 

全てがどうでもいい

なんのためにいるのだろう

 

 

大好きだった

大切だった音楽って なんだったんだろうな

 

 

なんだかもう忘れた

 

お ん が く

 

 

その四文字すら酷く憎い

聞きたくもない

うるさい

苦しい

見たくもない

 

 

いい歌声を聞くと

酷く辛くなる

と同時にとんでもない気持ちになる

だって、"いい"と判断しているのだから

 

 

つらいなあ

ひどくつらい

 

 

どうしたらわたしは

前を向いて生きていけるのだろうか

 

 

誰か助けて

と思ってしまうから駄目なのだろうな

結局他責

 

自分でなんとかできないと何も解決しないのに

 

ばかだなあ

誰か助けてと思い続けて

だれも助けてくれず

おばあさんになって

醜いまま死んでいくんだ

 

あー醜い

なんて醜い人生なんだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

喋ってしまった

 

つらい。

堪らなくつらい。

生きていく事が本当に嫌だと思ったのは、

少し久しぶりかもしれない。

 

私は、ずっと歌手になりたかった。

芸能界を夢見ていた。

 

歌を歌う事がなによりも楽しいと思うし、

唯一努力ができた事であり、

唯一生きていると感じる瞬間である。

 

けれど、

年齢を重ねていくごとに、

その夢への道は遠ざかっていくのであった。

 

真剣に音楽に取り組む事自体を

辛いと感じるようになっていった。

 

たかだか趣味のライブでさえ、

出演する際には、

自分のほとんどの時間・精神を費やす。

大切な人から、

そんな自分を見たくない。

と言われるようになった。

 

もう学生じゃないんだから、

現実を見て、

趣味程度ならいいけれど、

真剣にやるのはもうやめて。

と言われるようになった。

 

自分の人生は、自分で決めるのだから

自分のやりたいようにするべきだ。

と思うものの、

言われている事はもっともすぎるくらいもっともだし、

ひとりになることが怖かった。

 

音楽を遠ざける日々を歩むようになった。

 

そんな中で、

あるオーディションを見つけた。

 

ダメもとで応募したところ、

最終選考に呼ばれた。

 

正直、浮かれた。

まさか自分が、と思った。嬉しかった。

可能性を感じた。

 

しかし、

これを伝えたら、

伝えずとも、もしバレたら、

「まだ夢なんか見てるの?」

と言われる恐れでいっぱいになった。

すごく怖かった。

 

第一にそれが頭に思い浮かんだ自分も馬鹿だが、

 

仮に合格したとして、

副業禁止の会社員なのに、

どうしたらいいのだろうか。

とか。

以前所属していたプロダクションと

ケリをつけていないな。

とか。

他の不安も盛り沢山であり、

 

そもそも自分なんかに

歌手を目指す資格がないのだなあと

改めて実感した。

よくわかった。

 

今まで中途半端なことばかりをしてきて、

死に物狂いで努力もせず。

甘ったるい考えで、

それでも夢を捨てきれないなんて

本当に馬鹿らしい。

恥ずかしい。

現実を見ろ。と思う。

間違いない。

 

けれど、

そんな現実見て、

生きていて、

何が面白いのだろうか。

何も面白くない。

何のために生きているのか

さっぱりわからない。

ならば、やれるところまでやれば?

と思うけれど、

結局意気地無しの自分には何もできないんだ。そして、やったところで無理だと、

思ってしまっている。

 

何もかも嫌だと思う。

面倒だと思う。

ああなんて甘い人間なんだろうな。

本当にクソッタレだと思う。

思うけれど、

ならいっそ殺してくれと思う。

死にたくて死にたくて仕方ない。

 

今誰かに

じゃあ死ねば?って、言われたら

本当に手が動きそうで恐ろしい。

 

どうしたら

元気に明るく生きていけるんだろうか。

 

何年もこの気持ちを心に抱えて生きていたが、

 

オーディションを辞退した馬鹿な自分に

本当に本当に本当に嫌気がさした。

 

早く死んでほしい。

死にたくないから、

辞退したんだ。

勇気がないから。

こわいから。

本当に最低だ。最悪だ。

 

でももう成功する可能性はないよ。

色んな所でこうやって

今も悪名晒して。

 

じゃあ死にたいな。

って

このループをどうにか終わらせる方法がわからないと毎日を本当に無駄に過ごしていくだけなのだけどな。

それでもいい、

さっさと死にたいしか頭によぎらない。

 

ああ困った。

困ると思うわけだから、

また希望はあるのかな。

はあ。

あ。